高度経済成長を底辺で支えた〈金の卵〉
中卒「集団就職者」 それぞれの春夏秋冬
基佐江里 定価 本体2,000円+税
中卒集団就職者が書いた「昭和」のあの日、あの時
入社したその日から「徹夜作業」。三年・五年間「無給」で働かされた二人の女工。就職列車のデッキから振り落とされ裸足で列車を追いかけた佐賀県出身の少年。四国八十八箇所霊場巡りの途上「小松島港」に散った流しのギター弾き。バスガイド転じて年商三〇億円の起業家に。
―悲喜交々、集団就職者たちが織り成す高度経済成長期のドラマ!
—本書の主な内容—
第1章 集団就職—高度経済成長と〈金の卵〉
第2章 「集団就職」とは「集団求人」のことである
第3章 作家が書いた「集団就職者」
第4章 「集団就職者」の足跡をテーマに書いた本
第5章 昭和二十九年四月「夜行列車」で独り弘前を発つ
第6章 それぞれの春夏秋冬⑴ 与論・供利港を発ち『浮島丸』で神戸港へ
第7章 それぞれの春夏秋冬⑵ 七五歳になった今「幸せ」を実感
第8章 悲喜交々—終わり良ければすべて良し
第9章 「73歳の年祝い盛大に」—晴れ姿で与論銀座をパレード
第10章 奄美の先輩の特別寄稿 与論の同期・後輩の手記
第11章 そこに二つの道があるならば、ためらうことなく、困難な道を選べ
第12章 それぞれの春夏秋冬⑶ 定時制高校の同期たち
第13章 今は亡き同志たち
第14章 自分史(基 佐江里)
終章 『浮島丸』の航跡
著者略歴
基 佐江里(もとい さえさと)
1946年1月、満蒙開拓移民の子として中国遼寧省に生まれ、鹿児島県与論島で育つ。1961年3月与論中学を卒業後、集団就職で上京。神奈川工業高等学校定時制電気科を経て日本大学文理学部哲学科に学び、同大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了。転職を重ねたのち編集者生活を経てフリーに。著書に、台湾元日本兵の補償問題をテーマにした『聞け! 血涙の叫び 旧台湾出身日本兵秘録』、『日本格闘家列伝 栄光への軌跡』、『大山倍達 永遠の魂』、『大山倍達外伝』などがある。がん患者向けの医療情報誌『月刊がん もっといい日』『がんを治す完全ガイド』編集長などを経て2009年4月、株式会社蕗書房を設立。季刊『ライフライン21 がんの先進医療』を創刊、現在に至る。
発行 蕗書房 発売 星雲社
Life-line21 Topic
バックナンバー
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[創刊3周年記念号(vol.13)]掲載
がん診療連携拠点病院指定一覧表
(出所:厚生労働省ホームページより転載)
緩和ケア病棟入院料届出受理施設一覧
資料提供:日本ホスピス緩和ケア協会 http://www.hpcj.org/list/relist.html
先進医療を実施している医療機関の一覧表
(出所:厚生労働省ホームページより「がん医療」関連に限定して転載)