ライフライン21
がんの先進医療
2025 Jan.vol.56

2025年1月30日発行

定価1234円(税込)

表紙絵
基 蕗子



特集

がんの再発・転移を治す 医師たちの挑戦

標準治療が適応とならない患者さんに対して、
創意工夫とさじ加減をしながら、「あきらめないがん治療」を提供
 藤井正彦
神戸低侵襲がん医療センター 理事長・病院長

腫瘍減量術と体質改善に鍵がある
 水上 治
健康増進クリニック院長

再発予防と転移防止のメカニズム 免疫システムの役割
 加藤洋一
医療法人社団 神樹会 新横浜かとうクリニック 院長

がんの再発・転移を治す 医師からの提言
特別寄稿
乳がんの再発を考える 生命の危険と結びつきかねない遠隔転移について
 土井卓子
医療法人湘和会湘南記念病院 乳がんセンター長
 横浜市立大学医学部臨床教授

■第1回 光免疫療法研究会 速報 光免疫療法はどこまで進んだのか
 編集部

シリーズ「がん治療」最前線

医療法人湘和会 湘南記念病院 乳がんセンター
乳がん治療に携わって41年
土井卓子乳がんセンター長に訊く
「乳がんになっても自分らしく、前向きに生きるために」
取材協力● 土井卓子 医療法人湘和会 湘南記念病院乳がんセンター長
      萬谷睦美 医療法人湘和会 湘南記念病院 乳がんセンター 看護師長
写真提供● 医療法人湘和会 湘南記念病院
取材・文● 編集部

特別企画 対談(第8回)

固形がんなら再発したがんも治す画期的な放射線療法
増感放射線療法「コータック(KORTUC)」の威力
—薬事承認に向けて本格始動—
患者さんは無論のこと、「医療財政を救うために」KORTUCの普及を目指す
小川恭弘氏 高知大学名誉院長 兵庫県立加古川医療センター名誉院長
藤井正彦氏 神戸低侵襲がん医療センター理事長・病院長

特報

「現場からの医療改革推進協議会」第19回 シンポジウム開催
医療現場における問題の解決策を、多角的な視点で活発に議論する
取材・文(撮影)● 宮西ナオ子 フリーライター

特報

オンライン共同記者発表会 がん研究会が開発する「統合がん臨床データベース」の研究に3施設が連携し医薬品開発に向けた社会実装を開始
愛知県がんセンター、静岡がんセンター、がん・感染症センター都立駒込病院が共同研究開発機関として参画

特報

ピンクリボンかながわ
スチューデントアクションin鎌倉女子大ピンクリボン フォーラム
健やかな未来に向けて今、私たちができること Part2
取材・文●宮西ナオ子 フリーライター

特報

肺がんセミナー「〝その人らしい〟肺がんの人生を過ごすためには?」が開催される
最適な治療を選択するには医療従事者との対話が不可欠
取材・文(写真)●柄川昭彦 医療ジャーナリスト

期待される温熱療法
遠隔転移を伴う進行がん症例に対する化学療法+
ハイパーサーミア併用療法の効果
 山本竜義
(国家公務員共済組合連合会東海病院外科 メドック健康クリニック)

連載

医療ルネッサンス 第56回
日本の医師偏在を緩和するには、合理的、かつ歴史的見地に立った対応が必要である
上 昌広(特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所理事長 内科医)

岡本友好(東京慈恵会医科大学附属第三病院副院長)の辛口トーク 第43回
―医療崩壊はもう間近 待ったなしの改革―

いのちのエネルギーを高める
帯津良一のホリスティック医学講座 第24回
「人生の三楽」
帯津良一(帯津三敬病院名誉院長 帯津三敬塾クリニック顧問)

がん薬物療法による副作用のケアとコツ 第35回
~悪心・嘔吐が出現したときは症状の管理が必要~
村上晴泰(静岡県立静岡がんセンター 新規治療開発科部長/化学療法センター長/呼吸器内科医長
河村奈緒(静岡県立静岡がんセンター がん看護専門看護師)

情報

がん研究会有明病院の「大腸がん治療啓発」プレスセミナー
「大腸がんの予防と治療について〜最新の情報をもとに〜」がん研究会有明病院 大腸外科副部長山口智弘医師が講演


Johnson&Johnson 医療用医薬品事業に関するプレスセミナーを開催
世界最大規模の開発力を活かし、日本のアンメット・メディカル・ニーズに応える

患者会通信

患者とその家族を継続的に支援する一般財団法人日本患者支援財団 設立

『胃を切った人の情報紙ALPHACLUB』
第468号発行

『胃を切った人の情報紙ALPHACLUB』
第469号発行

青空の会(がん遺族会)No.124発行

MEDICAL NEWS DIGEST

世界初、切除不能膵がんに対するWilms 腫瘍(WT1)樹状細胞ワクチンを併用した化学療法を考案・実施  〜治療奏効率70・0%、病勢制御率100%を達成〜

Craif、尿中マイクロRNAを用いた食道がんの早期発見に関する共同研究成果を第32回日本消化器関連学会週間2024(JDDW)にて発表

Craif株式会社 調査レポート40代以上が怖いと思うがん種1位の「すい臓がん」〜「生存率が低いこと」は知られている中で、約8割が「早期発見できれば生存率が高いこと」を知らない現状。すい臓がんはいかに早期発見できるかが重要〜

患者とその家族を継続的に支援する一般財団法人日本患者支援財団 設立

わずかな血液によるイヌのがん検査『Ark-Test』〜2014年11月1日待望の『がんリスク検査』がスタート〜 2024年ノーベル生理学・医学賞で注目される 「マイクロRNA」による世界初の最先端検査技術が日本から誕生

シリーズ 湘南の四季

大雄山 最乗寺 南足柄市

 よく晴れた初冬の午後、神奈川県南足柄市にある大雄山最乗寺を訪れた。小田原駅から伊豆箱根鉄道大雄山線に乗り、21分で終点大雄山に到着。目指す最乗寺はここからさらにバスで奥へ入るところにある。街中を抜けしばらくすると民家も絶え、うっそうとした杉木立に囲まれた道が続く。窓ガラスを通して深山の冷気が伝わってきた。かなりの高さを上っているらしい。乗ってから10分ほどでバスは最乗寺前の広場に着いた。何軒かのお土産物屋が建つ奥に最乗寺への道が開かれているのが見えた。

文●後藤充子 撮影●編集部

コラム

マスメディア役立ち情報 第34回
認知症とがん治療
中島由紀 フリーライター

医療の小窓 第12回
コーヒーによる健康効果
嶌本里緒 フリーライター

ひといき。
〜ヨーヨー〜
文・絵  基 蕗子

新刊・既刊 患者図書館の本棚

[常設]
全国がん患者の会一覧

粒子線(重粒子線・陽子線)治療全施設一覧

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Life-line21 Topic

バックナンバー

『ライフライン21 がんの先進医療』は全国書店の書籍売り場、または雑誌売り場で販売されています。以下にバックナンバーのご案内をさせていただいております。

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掲載記事紹介

「ライフライン21 がんの先進医療」で連載されている掲載記事の一部をバックナンバーからご紹介します。

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定期購読のご案内

本誌の、定期でのご購読をおすすめします(年4回発行=4800円、送料無料)。書店でも販売しております。書店にない場合は、発行元(蕗書房)か発売元(星雲社)にお問い合わせのうえ、お求めください。

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全国がん患者の会一覧

本欄には、掲載を希望された患者さんの会のみを登載しています。
なお、代表者名・ご住所・お電話番号その他、記載事項に変更がありましたら、編集部宛にファクスかEメールにてご連絡ください。
新たに掲載を希望される方々の情報もお待ちしております。

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[創刊3周年記念号(vol.13)]掲載

がん診療連携拠点病院指定一覧表

(出所:厚生労働省ホームページより転載)

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緩和ケア病棟入院料届出受理施設一覧



資料提供:日本ホスピス緩和ケア協会 http://www.hpcj.org/list/relist.html

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先進医療を実施している医療機関の一覧表

(出所:厚生労働省ホームページより「がん医療」関連に限定して転載)

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Books Topic

ライフライン21 がんの先進医療

2025.Jan vol.56 発売!!

治療の選択肢を広げ、がん患者と家族に希望の光を与える情報誌

編集・発行:株式会社 蕗書房

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昭和のスーパースター 力道山

臨終の際に微かに動いた〝三本の指〟で何を伝えようとしたのか⁉️

左の画をご覧いただきたい。このベッドの上で力道山は、臨終(いまわ)の際に親指と小指を短く折り「三本の指」で何かを言い遺そうとした。この三本の指で何を言いたかったのか? ある人は「やり残した夢が三つあったんじゃないか」と言い、力道山とタッグを組んでいた豊登は「芳の里や吉村道明と三人で力を合わせ、プロレスの火を決して絶やすなと告げようとしたのだ」と説いた。また、敬子夫人は「千栄子と義浩、光雄の三人の子供たちを頼む」ということかと思い、「二つに分断された祖国の北朝鮮と韓国、そして日本の三国の友好を願ったのではないか」とも推測してみたという。
力道山の「三本の指」に秘められた謎——著者・基が、新刊「昭和のスーパースター 力道山」で、その謎を読み解く。

編集・発行:株式会社 蕗書房

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高度経済成長を底辺で支えた〈金の卵〉

中卒「集団就職者」
それぞれの春夏秋冬

中卒集団就職者が書いた「昭和」のあの日、あの時
入社したその日から「徹夜作業」。三年・五年間「無給」で働かされた二人の女工。就職列車のデッキから振り落とされ裸足で列車を追いかけた佐賀県出身の少年。四国八十八箇所霊場巡りの途上「小松島港」に散った流しのギター弾き。バスガイド転じて年商三〇億円の起業家に—悲喜交々、集団就職者たちが織り成す高度経済成長期のドラマ!!

編集・発行:株式会社 蕗書房

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乳がんと言われたら読む本

治療・生活・食事・ケア

乳がんの患者さん待望の一冊!!
治療のみならず、生活、美容、おしゃれも含め(フェイシャルセラピストかづきれいこさん、美容ジャーナリスト山崎多賀子さん協力)、患者の役に立つ最新情報を満載。「乳がん治療中の食事とレシピ」、巻末資料に患者会情報を収録

編集・発行:株式会社 蕗書房

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ライフライン21 がんの先進医療

2015.Feb 別冊 発売!!

免疫力が変えるがんの治療・再発予防効果ー次世代がん治療として世界中が注目する免疫療法について、専門家16人が語る最新ガイド

編集・発行:株式会社 蕗書房

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ライフライン21 がんの先進医療

2014.Apr vol.13 創刊3周年記念特大号(164頁)

治療の選択肢を広げ、がん患者と家族に希望の光を与える情報誌

編集・発行:株式会社 蕗書房

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逸見晴恵が訊く

がんを生き抜くための指南書

「がん」と宣告されたとき、良い医者の選び方・選ぶ方法がわからないとき、家族のがんに直面したとき、「勇気」と「希望」を与える一冊!

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モノローグー私の独白 独り言



人前では言えなかった、「私の独り言」。
ちょっと心が疲れてしまった人に贈りたい……風刺とユーモアが詰まったほんわかブラックシュールな絵本

詳しくはこちらLinkIcon

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